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2007年7月に院内に開設した技工室を、歯科技工士の内藤が紹介します。
澤本歯科医院ではかぶせ物に対する患者様への透明性、安心、質の向上を図るため 院内に技工室を設備投資し、開設いたしました。
近年、歯科医院内に設備される技工室が減るなか、あえて技工室を開設するのは時代の流れに逆行するのでは?という関係者も多々いますが、やはり技工士は患者様の近くにいなければいい仕事は出来ないと、私は改めて考えております。
私自身、技工士学校を卒業し約9年間技工所(何軒もの歯科医院のかぶせ物をまとめて製作する所)で勤務しておりましたが、模型のみを通じての仕事のため、その先の患者様の事までなかなか考えきれないのが実際正直なところでした…。
また、自分が製作したかぶせ物がどんな状態で患者様のお口の中に装着されているかもほとんど見る機会がないのも問題です。
医院内に技工室が設備される利点はこれらの問題をすべて解決し、また患者様・ドクター・歯科衛生士・技工士の意思疎通がより明確かつ迅速におこなわれる点だと考えます。
ここからは澤本歯科医院の技工室内の設備の一部を紹介します。
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【真空攪拌機 (しんくうかくはんき)】
型に流す石膏(せっこう)や鋳型材(いがたざい)を練るときに使用する機械です。これを使用することで、石膏、鋳型材(いがたざい)の練りムラがなく 均一な精度の模型、鋳型が製作できます。容器内が真空になり、コンピューター制御の回転数、回転方向、スピードが設定できます。
長崎でこの設定ができる真空攪拌機(しんくうかくはんき)を設置している歯科医院、技工所はほとんどありません。
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【真空加圧鋳造機(しんくうかあつちゅうぞうき)】
金属を溶かして、鋳型(いがた)に流し込む機械です。
この機械を使用することで、金属の溶けるギリギリの温度を設定し、鋳型(いがた)に流し込むことができます。
それにより金属の熱し過ぎによる劣化、欠陥を抑制しきれいなかぶせ物が製作されます。
これもまた設置している歯科医院、技工所はほとんどありません。
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【セラミック焼成炉】
セラミック(陶材)を焼く機械です。
専用の粉と液を混ぜて、歯の形に盛った物を焼いていきます。メタルボンド、オールセラミックス製作の際に使用します。
ドイツ製(歯科先進国)なので日本製に比べて熱量が高く、焼き不足などがありません。
コンピューター制御で温度設定、温度の上がり方を完全にコントロールすることができます。その結果、セラミックスの破折を極力防ぐことが出来ると考えています。
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【デジタルとアナログとを融合させた作業】
患者様の口腔内写真を確認しながら「色」を出していきます。(色出しはとても難しく日々苦労しながら製作してます)
デジタルだけでの作業は、必ずズレが生じるため、私自身の「目」で確認した情報も、製作する上で重要な要素の一つです。
こういった点も院内技工室の利点の一つと考えております。
「色」の考え方は患者様一人一人異なるため、製作する前の段階で必ず患者様の希望を伺っています。
患者様だけでなく我々歯科医療従事者が見ても、どれが天然の歯か人工の歯かわからない、審美歯科治療を目指しています。
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【双眼実体顕微鏡(8倍、16倍)】
拡大鏡です。
かぶせ物の精度を極限まで上げるため、常にこれを見ながら作業しております。
削った箇所とかぶせ物との境目が合っていないと、またそこから虫歯になったり、しみるといったトラブルの原因になります。
そういったトラブルの回避のためにも拡大鏡を用いての作業はとても大切なのです。
しかしながら、拡大鏡を使用しないで製作されているかぶせ物が今でもたくさんあるのも事実です。
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【光重合器】
樹脂やハイブリッドセラミックスを、光によって固める機械です。(これらの材料は、光触媒が入っており特殊な光を当てることで固まります)
光重合器のなかでも光量がかなり強い機械を選んでおります。
光量が弱いとすぐ変色したり、樹脂が欠けたりします。このような事は時間の経過とともに起きることもありますが、出来る限りかぶせ物がもつよう、この機械を採用しました。
自由診療で用いるハイブリッドレジンは、更に熱を加え強度をだしています。
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澤本歯科医院では保険診療で使用する金属、自費診療で使用する金属は用途、目的に合わせて決まったメーカーのものを使用しております。
よって、他メーカーの金属との混合による不純物の混入が全くありません。
こういったことも院内技工室の特徴です。
採用している金属は不純物が極力少ないものを選んでおります。
澤本歯科医院では、かぶせ物に使用している材料はすべて院内で管理しております。情報開示を御希望の患者様は、お気軽に当院スタッフまでお尋ねください。
歯科技工士 内藤匡博
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多くの歯科技工士は患者様と会うこともなく、口の中を見ることもなく、模型上だけで患者さんの歯を作成しています。
患者様不在のまま、患者様の口の中に入れる歯を作っているのです。
また、患者様の笑顔を見ることも、感謝の言葉を聞くこともありません。
どう考えても、いい歯ができると思えません。
この度私の目標の一つであった院内技工室を、優秀な歯科技工士と立ち上げることが出来ました。
内藤は一日10時間以上も机に向かい、本当に命を削りながら患者さんの歯を作成してくれています。
これからも、「自分が受けたい歯科医療」を患者様に提供できるよう、努力していくことをお約束します。
院長 澤本佳宏
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